どうも、カビゴンです
今回は久しぶりにポケモンの構築記事を書こうと思います。
今季からカビゴンも剣盾のランクマッチに参戦することになりました。新たな要素やポケモンに泣いたり笑ったり感心したりして潜り続けるうちに
「あれ、この調子ならレート2000達成も夢じゃなかったり...?」
という盛大な勘違いをしてしまい、調子に乗って戦い続けた結果ポケモン界の猛者たちにわからされたシーズンとなりました。
なのでガチ勢たちには構築の精度もプレイングも遠く及ばない記事となっていますが、こんな世紀末みたいな環境でもカビゴンを使いたい人向けに何かの役に立てばいいなと思い執筆することにしました。あと文章化することで今後のブラッシュアップに役立てたいなという個人的な思惑もあります。なので構築の説明の後に戦ってて感じた問題点について書いていこうと思います。
一応成績ですが、最終日の途中で悟って諦めたので結果は多分1800後半くらい、最高記録はおそらく1940くらいだったと思います。1900超えた記念のスクショがあるのでそちらを載せておきますね。448位が自分です。
実はブログ自体書くのが久しぶりなので正直上手く書けてないと思いますがご了承ください...それではどうぞ。
・構築を組んだ経緯
大学でやることが一通り終わって暇だったので(あとある友達に買うように言われてたので)年明けとともに剣盾を購入しました。DLCまでストーリーを終わらせたタイミングで「来季の環境は禁止伝説解禁」という情報を聞いてびっくり。
また同時にその友達に「次の環境は自分の好きなポケモン使う縛りしようぜ!俺はアローラキュウコン、お前はカビゴンな!」と勝手なことを言われ(そもそもカビゴンが好きってわけでもないんですが)使いたいポケモンも特になかったのでその条件を呑むことにしました。
さっそく竜王戦の構築やカビゴンの育成論について調べてみましたが、見れば見るほどカビゴンが絶望的なことが判明していきます。ダイマアタッカーとしては環境的にあまりにも弱く、鈍いや腹太鼓はその時点で厳しそう。特殊受けにするにはラッキーポリ2の壁がぶ厚く数値も足りてないです。だからとチョッキを持たせても今度は火力が足りずバンギラスに負け、あくびを使うにもカバルドンの存在、とおせんぼうによる受けキャッチも免疫による対ムゲンダイナ性能も基本ヒードランに軍配が上がるなど、既存の型のほとんどが何かしらの劣化版になるという非情な現実が突き付けられてしまいました。
しかし一度使うと決めた以上簡単に諦めるのも悔しかったので考え続けたところ、カバルドンもヒードランも水タイプに弱く、カイオーガ対策に増えるであろう貯水や呼び水ポケモンにはカビゴンがより優位なことに気が付きます。またカイオーガとヒードランは雨の関係で相性が悪そうでその代理がカビゴンになる事、カイオーガの苦手な電気や草にランドロスが強く、そのランドロスの起点作りにはカバルドンよりカビゴンのほうが相性がいい事など、カイオーガ+ランドロスの攻撃的な並びのサポートとしてならば生き残れるのではないかと考えました。
こうしてカイオーガとランドロスのサポーターとしてあくびとおせんぼう地割れカビゴンが誕生。またカイオーガは潮吹きを通すプレイを目指したので王道の最速スカーフ、ランドロスもカビゴンの対面操作からダイマして暴れたかったので最速珠としました。
残りはゴリランダー対策とイベルタルの上から怪電波打つために最速HSサンダー、カイオーガと相性がよく個人的に可能性を感じていたチョッキナットレイ、白バドレックス対策として奇跡サニーゴを採用...してましたがほとんど仕事をしなかったので途中で苦手なポケモン全体にある程度強そうなタスキ最速悪ラオスに変更して構築の完成となりました。
・個別紹介
1、カビゴン@残飯 あくび、地割れ、とおせんぼう、守る 特性:免疫
慎重 H172 B252 D84
H...16n+1
HD...眼鏡最速ムゲンダイナのダイマックス砲を確3
B...余りをぶっぱ
この構築の礎となったポケモンなので最初に紹介。
あくびで流しながら相手の選出や交代の仕方を確認し、適宜とおせんぼうで嵌めたり有利対面を作ったりしました。主にムゲンダイナ入りに選出し、ほかにもカイオーガを後出しから止めれるポケモンがいる場合に選出の機会がそこそこありました。
今期はパワーのぶつかり合いになりやすい関係なのかラム持ちがほとんどおらず、あくび自体が刺さっていたように思います。またとおせんぼうはマークが薄く、火力のないポケモンが呑気に居座ってきたのをとおせんぼうでキャッチしてそのまま地割れに落としたり眠らせてランドの起点にする事も多かったです。ラストは体力管理やダイマ枯らし用に守るを採用。体感ですがあるとないとでは生存率がかなり変わると思うので入れてよかったと思っています。
しかし過信すると身代わりされて起点になることも多かったので、運用には注意が必要です。実際にそのせいで負けた試合も選出できなかった相手もたくさんあります...
ピーキーな性質なので選出率は6位ですね
2、カイオーガ@スカーフ 潮吹き、こんげんのはどう、冷凍ビーム、雷
臆病CSぶっぱ余りD
単純に強い、ただそれだけの理由で王道のスカーフカイオーガにしました。
確かにめちゃくちゃ強かったのですが、ダイマックスで強引に耐えるというプランが取れるようになったこの環境では少し向かい風だったような印象もあります。
また後述しますが、カビゴンやランドロスとの相性を考えるともっと別の型を模索したほうがよかった気がしてます。
それでもスカーフ潮吹きでほぼすべてのポケモンを薙ぎ払っていく姿はさすがカイオーガだなと思わされました。やっぱ最強禁伝はいつの時代も最強なんやなぁ...
選出率はもちろん1位
陽気ASぶっぱ余りH
もう一匹のエース。剣舞なしでもダイマから普通に3縦するやべーやつです。
大体の相手はランドかカイオーガのどちらかに薄い選出なので見極めてごり押してました。仮にランドが倒しきれなくてもカイオーガやサンダーで勝ちって状況に持っていきやすく、思った通りの攻めの補完を見せてくれていたように思います。
選出率は...サンダーといい勝負だけど多分2位かな?
4、サンダー@オボン ボルチェン、暴風、怪電波、羽休め 特性:静電気
臆病HSぶっぱ余りB
冠環境最強ポケモンの名は伊達じゃなかったなぁ。
技と振り方と持ち物を見てもらった通りとことんまでやりたい事を欲張っていますが、そのほとんどを叶えてくれた姿は最強...というより最高の名を冠するに相応しいです。
ボルチェンでの有利対面作り、厳しい草や格闘の処理、ダイジェット暴風で攻撃やスイープに特殊ポケモンへの強烈な妨害、果てはTODなど、とにかくこなしてくれる仕事の多さが特徴です。
選出率は多分3位
5、ナットレイ@チョッキ ジャイロ、ウィップ、叩き、ボディプレス
慎重 H252 A116 B4 D132 S4
HD...特化ゼルネアスの+2ダイフェアリー(130)を249/256で2耐え
A...ジャイロで無振りゼルネアスを68.8%の乱1
S...同族意識で下降補正無しの4振り
B...余り
カイオーガと相性の良い対ゼルネアス枠です。パーティーが割と対面チックなところがあったのと相手のカイオーガやゼルネアスに一方的な有利を取りたかったという理由でサイクルも対面もこなせそうなチョッキナットにしてみました。
なかなか強かったです。特に対ゼルネアスはこいつのおかげで基本勝てました。ただカイオーガと相性のいいポケモンのはずなのに選出率が5位なのは気になるところ。他のポケモンが強かった分だけ相対的に下がっている可能性もありますが、この型が第一線で活躍できるのか、そもそも自分がナットレイを使いこなせてているのか、その性能をちゃんと知っているのか、個人的にそこが気になりました。誰か腕に自信のあるプレイヤーにこのナットレイの使用感を聞いてみたいものです。
6、一撃ウーラオス@襷 暗黒強打、インファイト、不意打ち、カウンター
陽気ASぶっぱ余りB
白黒バドレックスに強いポケモンとして採用しました。対面で強い型なのでこの構築とも相性がよく、途中で採用した価値のあるポケモンだと思いました。
選出率は恐らく4位
・戦い方
個別紹介でも述べている通り、カイオーガやランドロスの一貫を作るのが主な戦い方です。その他にも数の有利を取って残りのポケモンで競り勝ったり、サンダーでTODする試合もありました。
・苦手な相手
中速で火力のあるポケモンにスカーフが巻かれていると非常に厳しかったです。具体的にはウオノラゴンとか。また対面性能の高い氷タイプにも厳しい戦いを強いられました。それとボルトロスはどちらのフォルムにもこちらからの対応が限られており、ある程度の決め打ちをしないとどうにもなりませんでした。他にもイベルタルやウーラオスなど怪しいポケモンは数多くいますが、まだ何とかなる範囲だったので省略します。
・疑問点や課題点
この構築で対戦していて「これなぁ...」って思ったことを書いていこうと思います
-カビゴンが身代わりで詰むこと
これが本当に大きな問題点で、カビゴンの使用率が6位だったことに直結する理由です。本来は役割対象であったはずの黒バドレックスやラッキーですが、身代わりの採用率が無視できないパーセンテージだった上に身代わりが負けに直結した試合を何度か経験したことで、途中から見かけても選出を渋るようになってしまいました。また出しても常に身代わりを警戒するプレイングにどうしてもなってしまうので、カビゴンにぎこちない動きをさせていたと思います。
-地割れととおせんぼうの両立の是非
「とおせんぼうからあくびで強制的に寝させるのならすぐにランドに下げて剣舞する方が強そうだし、地割れは要らなくない?」という疑問が最終日あたりで浮上しました。先の話の続きでこの枠を身代わり対策にしたり、または貯水持ちに刺さる種爆弾にしたりと、より良い選択肢があったように思います。もちろん地割れにも受けポケモンの種類を問わず強制退場させられるという大きなメリットがあるのですが、今は「大きなメリットだけどほかの行動で代替が効きそう」と思ってます。
-瞑想カイオーガ
地割れとおせんぼうの話から次に出てきた疑問に、「ランド以外にも積みエースがいるべきでは?」というものがありました。そこで思ったのが、ランクマで何度か見た瞑想カイオーガの存在。カビゴン自身が特殊相手にとおせんぼうを打ちやすいので、その後にカイオーガに引くことで瞑想がやりやすかったはずです。禁伝なので無振りでも耐久はそこそこありましたし、カイオーガのダイマが強い選択肢となるプレイがあってもよかったように思います。まぁそれに限らずともランドが積みにくいポケモンに対して強く出られる積みポケモンをもう1匹入れるべきだった気はしてますけどね。
とまぁこんな感じで、終わってみれば「これどないやろ...」みたいな部分がこの構築にはいっぱいありました。これらを解決しない限りはレート2000は不可能だと思ってます。もっとも、今月から就活が本格化するので今までほど試行錯誤をする時間は恐らくありませんが、いずれは練り直しをしてみようと思ってます。この記事を見てもし「これ使ってみよ」って人がいるなら、ぜひとも改良を重ねながら使ってみてくれるとカビゴン的にはめっちゃうれしいです。
・まとめ
ということで、今回は剣盾の禁伝環境で使った構築の記事でした。
正直言うと、レート1900までは割とすんなりいけちゃったので大台突破に若干期待してたのですが、そこからレートを100稼ぐことがいかに難しいかを学んだシーズンでした。今回の挑戦を糧にこれからも頑張ろうと思います。いつかは、2000達成しような...
それでは見ていただきありがとうございましたー