カビゴンは ゲームを している!

ゲームに本気を出す大学生のブログ

警備員は底辺職です。

 

どうも、大卒の警備員です。

 

最近「底辺職業ランキング」なるものが話題となりました。某就職サイトが、負のイメージが強い職業をピックアップ・リスト化し、「底辺の人間が就く職業」と言わんばかりの形式で紹介したことで炎上したというものです。警備員もこの中に含まれていました。

 

これに関して「職業差別だ!」「世界は様々な職業で成り立ってるんだ!不要な職業なんて無い!」などなど、反論と擁護のコメントで溢れていました。これに関して、当職から一言申し上げたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お前ら全員黙れ。

 

警備員が底辺なのは警備員が一番よくわかってる。何も知らん奴らに知った風に言われたくあらへんわ。

 

 

 

 

 

ということで、今回は大学出て新卒警備員になった男が警備業界のリアルについて書いていきます。これを読んだ上で警備員がどんな職業なのかを今一度考えてもらえたら嬉しいです。

 

ちなみに、セコムとアルソックは同業の中では厚待遇だそうです。それ以外の有象無象の警備会社の話だと思って読んでください。

 

 

 

・給料

労働時間は177h。普通の会社より少し多めかつ夜勤有りで、給料は大卒の初任給の平均から3万ほど下回ってます。時給換算するとその辺のアルバイトとほぼ変わりません。シフト制なので残業するかは各々が決めます。俺は秋口の転職に向けて活動してるので残業してませんが、他のおっさんらは「200時間働かないと生活がままならん」と身体障害者の一歩手前な状態の体(比喩じゃなくてガチ)を引き摺って必死に働いてます。

 

 

 

・仕事内容

給料泥棒です。受付で座ってボーっとして、たまに警備巡回と言う名のお散歩をします。名ばかりの資格やスキルはありますが給料がちょっと良くなるだけです。俺の配属先は複合商業施設なので施設の開館閉館の業務があり、これでもまだ働いてる方です。一番ヤバいヤツだと「1時間働いて9時間休憩 拘束時間24h実働時間16h」というものがありました。

 

 

 

・待遇

論外です。大卒新人の正社員とその辺の契約社員がほぼ同じ扱いです。キャリアアップも特に優遇されないそうです。そもそもキャリアアップについての説明自体が無いです。当然ですが俺含め同期の殆どが強い不満を口にしており、6月初めの時点で同期13人中3人が辞めてますし、辞めてなくても俺みたいに転職を目指してる人が多いです。

 

 

 

・労働環境

劣悪です。契約先からのパワハラモラハラがあります。勤務先でのヒエラルキーが最低です。現場のおっさんらは人間性に問題がある人しかいませんし、営業所の人達も「まだマシ」程度です。取れる資格やスキルは他の職業に活かせないニッチなものばかりですし、そもそも会社からの推薦がないと受講や受験ができませんから、取れるかどうかは会社の都合次第です。一言で表すと「頑張らない事を頑張る方がいい」業種です。

 

 

 

・まとめ

入社時の資料に記載されてた言葉を引用しますと、「制服が警備員を警備員足らしめる」全てはこの一言に集約されます。つまり制服着てりゃ誰でもいいんですよね。そんな仕事なのでおっさんらは勤務先で何年勤めても顔を覚えてもらえてないし、都合の悪い事はみんな警備員に責任転嫁してきます。

社会人として扱われず、都合の良いようにしか使われない、内外ともに腐りきってどうしようもない環境の中、今日もびっこを引きながらテナントや契約先に媚びへつらい今月の食い扶持を必死に稼ぐ日々…

 

 

 

 

お前ら、これでもまだ警備員は底辺じゃないと言い張るのか